校長室の窓から
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校長の声
No.32 「スイミー」を英文でも読みました!

No.32 「スイミー」を英文でも読みました!  

 7月17日の午後、今年度最初の「校長と図書館で話そう」(通算3回目)を開きました。生徒は午後休なのに、女子2名・男子1名(その他教職員数名)が参加してくれました。1時間少々だけでしたが、3名がフル回転で読みあい、たっぷり話し合うことができました。

 まず教科書版でスイミーの泳ぎ方(途中で止まって振り返るところがポイント!)を考え、次に絵本を見て教科書版の書き換え箇所を(……や!の省略についても)考え、最後に原本の英文をその場で読んで、“school”“world”“his own”“SEE”“THINK” などについて話し合いました。「スイミー」を知っている人、これらを訳した言葉、記憶に残っています?――“We must THINK of something.”の訳は「なんとか かんがえなくちゃ。」です。“THINK”は大文字で強調されていたのですね。では、“SEE”の訳は?

 普通科2年女子Aさんの感想――小学校で勉強した時は「仲間と協力して大きな魚に立ち向かう話」としか思っていなかったけれど、高校生になって読んでみると、おもしろい発見がたくさんありました。また、作者のレオ・レオーニの経歴を知った後では、スイミーとはレオーニ自身のことなのではないかと、さらにおもしろく読むことができました。小学校で単純に「一人の力は小さくても、みんなで協力すれば大きな力になる」ということを教えるだけではもったいない作品だと思いました。

 普通科2年女子Bさんの感想――「スイミー」を学習した当時は、スイミーが仲間と協力して敵を追い出す愉快な話だと思っていました。改めて読み直してみて、罪のない小魚が急に襲われる理不尽さ、人間の世界にも存在する弱肉強食の残酷さ、そしてスイミーの孤独を感じました。しかし同時に、どんな状況に陥ったとしても自らの意思を失うことなく生きることで、新たな素晴らしい世界に出会えるのだという希望を抱くことができました。

 総合学科3年男子C君の感想――「スイミー」を読んだ記憶はまったくありません。私は、この世界にはたくさんの同じ魚がいるという点で、独りになっても、自分の色・性格に合う人や集団にいつかはきっと出会えるのだなと考えるに至りました。

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