校長室の窓から
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校長の声
No.20 権狐(ごんぎつね)はオスかメスか

No.20 権狐(ごんぎつね)はオスかメスか 

12月13日(木)の午後、「校長と図書館で話そう(第1回)」を開きました。小学4年の教科書に載っている「ごんぎつね」は新美南吉の原作に雑誌編集者がかなり手を加えてしまったものなので、この有名作品をオリジナル版「権狐」で読んでみよう、とだけ、司書さんに静かに呼びかけてもらいました。1年生と3年生が3人ずつ集まってくれました。それより多い教職員が遠くで聴いてくれていました。

6人の生徒の感想から———「権狐だけでもこれほどの話ができるのはやはり人の考え方がそれぞれ違うからだと思いました」「他の人の意見を聞くとそんな考えもあるんだと楽しかったです。参加してよかったです」「小学生の時に分かった気持ちでいたのに、登場人物の心情や情景や物語の世界観など、意外に知らなかったことに驚きました。自分が少しは成長してきたことが分かりました」「小学生の時は、なんとなく悲しいお話だな、で終わっていましたが、人間っぽい狐をかわいそうに思った人々が温かく語り継いできたお話だと分かりました。もっとみんなで深く読みたいなと思いました」「今まではオスだと思い込んでいたけれど、今日、1年生の話を聞いて、そんな読み方があるのかと驚きました。恋心のようなものを感じたところや母性を感じたところがありました。最後の校長先生の<権妻>の話には背筋がゾクゾクしました」「今まではオスだと思っていましたが、今日のディベートで、考えが大きく変わりました。常識が真逆にかわる瞬間に立ち会えたり、新たな発見ができたりして、とてもおもしろかったです。私が今あたり前に思っていることも、ただの先入観かもしれません。常識にとらわれず、他の作品も深く考察してみたいです」

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