校長室の窓から
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校長の声
No.573 女子校に幕

 次は、卒業証書授与式における校長式辞の末尾である。演壇に持参した原稿には、ホームページに載せたそれの行間に、私の「独白」と生徒が発してくれるであろう「声」とを入れていた。( )内がそれである。
 ――― 今から、皆さんに5つの言葉を順に一つずつかけていきます。その全てに、右手の拳を上げながら「はい」という意味での「イエス」で応えてください。実際には「イェース」となります。(こんな風に右手を構えて、それを伸ばしながら「イェース」という具合です。/一度練習してみます。構えて、「イェース」。/オッケー。それでは、本番です。)
 「聖カタリナ女子高等学校に入学して、良かったでしょう?」(全生徒が右手を挙げながら「イェース」の声)「聖カタリナ学園高等学校を卒業して、良かったでしょう?」(「イェース」)「良心に従って生活する、真の人間になってください」(「イェース」)「高い教養を身につけて、社会に役立つ人間になってください」(「イェース」)「誠実・純潔・奉仕の心をいつまでも忘れないでください」(「イェース」)
 涙が…の心配は生徒たちの声々々に吹き飛び、ここに創立以来93年間続いた女子校への入学生がステージを下りてしまった。

573卒業式座席