校長室の窓から
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校長の声
No.561 夕欠というしるし

 先夜、一年の締め括りを気にし始めていると教え子から電話が入り、今年も年末の1日を空けておくようにと告げられた。もう長く続いているが、上座が用意された宴席への招きである。彼らと私の出会いは40年前にさかのぼる。年齢差11の彼らは、独身時代の私から「化学」を学んで大学に進んだ。ある意味の犠牲者だと思うのだが、今や、理系分野においても社会的に大活躍している人物が数多いる。一体、教師の力量は何で計れば良いのか?この回答を一元的に得ることは不可能なのだろう。
 実は、もうひとつ大きな疑問がある。それは、私のような者を同席させて何の利点があるのだろう、とのそれである。私よりも家内が心底不思議に思っている。まあ何はともあれ、受話器を置くと直ぐに、冷蔵庫の扉に貼ってあるカレンダーのその日に「夕欠」(夕食が不要の意)と書き込み○で囲んだ。今月は特にその「しるし」が多い。さしあたっての夕欠は明後日水曜日、聖母寮のクリスマス会に招かれている。その夜は、年齢差50の生徒たち70人に囲まれての夕食会となる。

561カルペン砥部焼