校長室の窓から
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校長室の窓から
No.559 神経細胞に刺激

 そのテレビ番組は、点けた時刻からして既に後半に入っていた。画面では、何人もの健康な若者の片手を手首から肩の付け根までコルセットで固定している。いつもとは違う展開が気になって、そのまま最後まで見入ってしまう。アメリカのある研究施設での実験を紹介していた。1ヵ月に渡って、彼らの腕の筋力を測定する。縦軸に筋力、横軸に日数をとったグラフは、ほぼ右下がりの直線になっていた。最終的には、元の筋力に対して3分の1程度になっていた(と思うのだが、これはかなり怪しい記憶)。
 ところが、このとき同時に、ある比較実験がなされていた。実は、被験者となった若者は2つのグループに分けられ、半分は別の指示を受けていた。それは、「毎日10分(と聞いたのだが?)程度、固定された腕に向かって動け動けと指令を与え、神経細胞を刺激する」というものである。結果はやはり右下がりの直線となるが、ただ、最終測定値は何もしないケースに比べると2倍の筋力(これには自信あり)を示したのである。後日、応接室にある有名な詩句「念ずれば花開く」に想いが及んだ。

559念ずれば花開く