校長室の窓から
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校長室の窓から
No.558 女子校の軌跡

 職員室の私の座席は南側の窓を背にしてほぼ中央にある。したがって、中庭の通路を行き交う生徒は私の背後をすり抜けるようなもの。先日、職員朝礼の始まる10分前、席に着くや真後ろでトーンの高い声が私と逆の方向に走った。「オハヨー、アイラブユウじゃけんネー」。突拍子もない意味合いと底抜けに明るい響き、以前はよく耳にしていたのに最近は聞かなくなったような気がする。声の主は恐らく、女子校に入学した3年生であったろう。
 ときに、先週土曜日夜、松山市駅のデパート9階で同窓会総会が行なわれた。赴任して数年は、男性教職員以外の約200名が成人女性の集まりに、何とも言い難い居心地の悪さを覚えたものである。今ではもう慣れたが、私自身に所属員としての自覚ができたからだろう。演壇上の看板には女子校の軌跡である4つの校名が並ぶ。「松山美善女学校」「松山女子商業学校」「松山女子商業高等学校」「聖カタリナ女子高等学校」、再来年はこれにもうひとつが加わる。実は最近気付いたのだが、大正14年生まれの本校の年齢は私のそれに25をプラスすればよい。本校は創立92年を経て、今、93回目の年の瀬を迎えようとしている。

558同窓会総会