校長室の窓から
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校長室の窓から
No.531 麦秋の思い出

 過日、教職員健康診断を受診した。自分の空き時間を利用して身長・体重・血圧・視力を測定し、胸部レントゲンと心電図、人によってはバリウム液を飲んで胃の異状を探る。また、オプションではあるが大腸ガンや腹部エコーの検査も行なう。早期発見早期治療を意図したものだが、しかし、病気と言うのは実に多種多様、そう簡単には見つからぬものが少なくない。
 実は、昨年のこの時期、私は生まれて初めての手術を経験した。病名は「副鼻腔炎」、いわゆる「蓄膿症」である。もっとも、初診で訪ねた先は脳神経科であり、しかも、そこに至るまでにも悩みの日々を半年近くは重ねている。しかし、一連の体験から得た収穫は大きい。「人の痛みを考えて」とはなかなか使い辛いことばであったが、これからはそうでもなくなった。全身麻酔の経験は何かと役に立つかもしれない。浮遊するかと思えば意識を喪失し、次にはぼやけた人影を目に映しながら覚醒した。と同時の安堵感。それからの数日、なん十年振りかで夜半から明け方までラジオを聴いた。「麦秋(むぎあき)に入院ラジオ深夜便」とは、その一週間の総括である。
 生徒たちは、明日から中間試験に入る。体調を整え、頑張ってもらいたい。

531教職員健康診断