校長室の窓から
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No.524 全員の手にクルミの実

 ドイツの詩人ゲーテのことばに「神様はクルミを与えてくれるが、それを噛んで割ってはくれない」というのがある。その言を受けるなら、渡されたクルミの殻を見事に割って、全員がその実を手中に収めた。昨日の午後2時、第106回看護師国家試験の合格者が発表され、全員の合格を確認したのである。試験後の自己採点の結果から大丈夫とは思っていたものの、採点ミスも考えられる。この5週間、生徒たちも先生方も、正式発表を目にするまではどこか落ち着かない日々であったろう。
 昨夜は帰宅してすぐさま、祭壇の扉を開けて「全員合格」を報告し、そこに置いていた菓子箱を取り上げた。先月、高松で実施された国家試験の引率教員からもらった品である。賞味期限に余裕があったことから、合格発表日に良き知らせが届くよう父母にも協力を依頼していたのである。母は本校の卒業生であり、生前、看護科の生徒の活躍をことのほか喜んでいたひとりである。これにて、ここ7年間で直ぐにクルミを手にできなかった生徒は僅かに1人、正に我が校が他に誇るべき実績のひとつである。

524看護師国家試験