校長室の窓から
校長室の窓から
聖カタリナ高校TOP > 校長室の窓から

校長室の窓から

校長室の窓から
No.549 特設プールに華

2017年09月19日 火曜日

 カレンダーのめぐり合わせが悪く、速報性に欠けるがお赦し願いたい。私がホームページに書き込むのは、原則として毎週月曜日。それは、題材を土曜から日曜にかけて準備するためである。先週はほぼ1週間遅れの体育祭を採り上げたが、今週などは実に1週間とプラス1日の遅れとなる。以下は先週月曜日の話題。
 過日、ご家庭にはプリントでお知らせしたが、愛媛国体へは本校から8競技(バスケットボール・ソフトボール・バレーボール・新体操・器械体操・ボウリング・サッカー・水球)に51人を送ることができた。過去最多の人数であり応援にも力を入れたいのだが、残念ながら日程と開催場所の両面でそう簡単にことは運ばない。中で唯一、会期前に実施された水球に大応援団を送ることができた。行き先は坊ちゃん球場のある中央公園。その方面での現地集合は夏の野球で経験していて、朝8時、約800人の生徒たちの集合はスムーズであった。初戦は大会初日の第一試合、相手は昨年の覇者で第1シードの石川県。さすがに勝利を呼び込むには至らなかったが、それでも、特設プールのオープニングに大きな華を添えることができた。

(さらに…)

校長室の窓から
No.548 降雨コールド

2017年09月11日 月曜日

 願っていた「ほどほどの残暑日和」を通り超え、降水確率90%の中で体育祭は決行された。未明の雨でグラウンドは緩んでいた上に、そぼ降る雨を睨みながらの進行であった。いくつかの種目をカットしながら、関係者は気が気でなかったろう。以下は、当日の私の挨拶(抜粋)である。
 「今年の体育祭に期待したいことがふたつ。ひとつは、男子生徒がほぼ2倍になったのだから、それに見合う進化を遂げてほしい。もうひとつは、『聖カタリナ女子高等学校』に迎えた生徒、3年生へのお願いです。90年に余って培ってきた女子校の良さ、味わいを、今日のこの場で存分に披露しほしい。それを1,2年の女子生徒はしっかりと受け止め、体の中に染み込ませ、来年に備えてもらいたい。」
 結局、プログラムを2種目残したところで激しい降雨となり、全員がテントの中で肩を寄せ合いそのまま閉会式へ。コールドゲームの宣告に対して、生徒たちから不平や不満の声が挙がることはなかった。「全力・真剣・協力」の中で流れた7時間。このとき覚えた感動は、女子校の体育祭に目を瞠った11年前のそれに匹敵している。
0

(さらに…)

校長室の窓から
No.547 夏休みの宿題

2017年09月04日 月曜日

 全国の小学校が新学期に入ったところで、先月末の新聞記事が思い浮かぶ。それは、夏休みの宿題に関するものである。「小学生の親/夏は大変」の見出しで「定番の読書感想文や自由研究は2割以上の保護者が助言」との文面が、これで良いのか?とする論調の中にあった。
 この率を私は低いと思う。4人の子どもと関わった延べ10年余の体験からすると、5割を超えてもおかしくないのでは。子どもたちと一緒に取り組んだ「自由研究」は、父子がマジで触れ合った数少ない思い出となっている。
 忘れもしない小学校5年の夏、工作の宿題で提出したヨットは、私の不器用を見かねた父が仕上げた。先生には見透かされていたように思う。しばらくの展示期間は気恥ずかしかったが、その一方で、父親の技量を誇る気持ちもあった。手助けの度合いが難しいものの、こうした機会に親への尊敬、感謝、憧憬、…が生まれないとも限らない。仮に、チクリと痛む心のキズになったとしても、それはそれで得難い夏休みの産物と言えよう。

(さらに…)

校長室の窓から
No.546 前倒しで進む学校行事

2017年08月28日 月曜日

 先週末、未明の凄まじい雷鳴に、我が家の犬は正気を失ってしまう。いつものことながら、私が家の中に入れ、家内があれこれと介抱に手を尽くす。ひと段落して布団を引き寄せながら、これで水不足の解消に道がつくのだろうか、やっと猛暑とおさらばできるだろうか、それにしても登校時でなくて良かった、などの思いを巡らせて再びの眠りについていた。その数時間後、何事も無かったかのように尾を振る犬に散歩用のリードを付け、お決まりのコースをひと回り。久方ぶりの涼しさに身をさらす。
 さて、このところの夕餉どきには、食卓を囲む三方の窓からツクツクボーシの鳴き声が小止みなく入って来る。夏を惜しむかの調べを聞くが、すんなりと次の季節にバトンが渡るのかどうか。実は、今年は2学期の始業式を例年よりも1週間早く、先の25日金曜日に行なった。それに連動して、体育祭はいつもより早い来月5日である。校長室の窓からかいま見た応援練習も、仕上がりを急いでいた。大会当日は天高き秋の空とはいかないまでも、どうか、ほどほどの残暑日和でありますように。

(さらに…)

校長室の窓から
No.545 スクールバスに寄せて

2017年08月21日 月曜日

 今朝の校長室の窓は、スクールバス2台が静かに占有していた。今年の夏休みは今週末に完結する。その内、この窓も明るさを取り戻すことだろう。ときに、1台のバスは野球部専用として創部に合わせて購入しておりまだ1年半も経ってはいないが、対する1台は、聞けば実働26年を誇るツワモノである。ただ、シートベルトが付いてないために高速道路を走ることができず、毎日の運動場への送迎を主たる役割としている。なお、この秋の国体期間は、本校生徒の出場する四方の競技場へ駆けつけることになる。
 さて、全国高校野球大会は残すところ2日となった。ベスト4の所在する各県県民、そして全国各地に散らばる県出身者には期待感の高まる数日である。朝な夕なに、何かと話題に上っていることだろう。その期待感、これより本校野球部にも抱きたい。始動して2年目の夏を終え、いよいよこれからは学年のハンディなく対等の立場で力量を競い合う。野球部のバスは、部員たちがきれいに使っていていまだ新車同様である。「一年でも早く、甲子園の駐車場で浜風を受けたい」とは、バスの代弁である。

(さらに…)

校長室の窓から
No.544 いまさらの悔い

2017年08月14日 月曜日

 シンガポールに出張した息子の土産話。ある会社を訪ねて名刺交換の段となり、「私も愛媛県の出身で今治の生まれです」と言う副社長格の人物と相対した。「ヨシノと申します。宜しくお願いします」と差し出した名刺を見て「ひょっとして、お父さんは教員ではないですか。実は、ヨシノという名前の先生にあまりイイ思い出がないんですよ」。「ええ、父は教員ですが、でも、今治のご出身でしたら関係ないと思います」。「いや、私は松山の○○高校でしたから」。「ええっ、それじゃあ」と話は続いたらしい。
 海外企業の業種と今治出身、この二つでその人物の名前を言い当てた。37年前、私は彼の高校1年時の担任をしている。彼が私を嫌う原因にもおおよその見当がつく。大学時代に教職課程を全く学ばないまま教育界に入ったためもあったろう、間違いなく私には教職に就く身のイロハが欠けていた。臨時免許状の新米教員を一部の生徒は珍しがって受け容れてくれたが、奇異に映った生徒もいたはずである。それにしても、海の向こうで往時の私が話題に上るとは、教師という仕事の怖さを改めて思い知る。

(さらに…)

校長室の窓から
No.543 続 サード・プレイス

2017年08月07日 月曜日

 ただいま午前10時、台風5号が西日本上空を進行中である。どの地域も大禍なきことを願う。
 ところで、前回発信した私のサード・プレイス(第3の場所=心の安らぐ所)を、昨朝、意識して歩いてみた。池のほとりを回る道のりは、陸上競技場のトラック1周余りになるだろう。この場所を目指して歩くことが、いくつもの効用をもたらしている。以下、思い浮かんだままに並べるが、案外それはポイントの高い順なのかもしれない。
 先ずは、犬のためになっている。犬小屋横のリードを手にすると急にソワソワにし始め、首に付け替えるや私を強く引っ張って門に向かう。いつもの道順で約1時間、私の半歩左前を行く。次は家内のため。休日のその時間、家に私がいないのはかなり大事なことらしい。三つ目は学校のためにも。この時に思いつく仕事上のあれこれは結構多く、小さな手提げ袋にはメモ用の手帳を入れている。四つ目に健康。特に往路では背筋を伸ばし、かつ、早足で歩く。そして最後に、道路のためにもなっていようか。道中で犬に小用をさせてもらう返礼として、池の周回に入る所から路上のゴミや空き缶を拾いながら帰宅する。右手に小さな火挟みを持ち、左に提げたA4大のビニール袋が毎回ほぼ一杯になる。

(さらに…)

校長室の窓から
No.542 サード・プレイス

2017年07月31日 月曜日

 カトリック教会の出版物のひとつに、「心のともしび」というB4サイズ1枚を二つ折りにしたものがある。月1回の発行で、決められたテーマに沿って6名の文章が載ることを常としている。生徒たちにも読んでもらおうと、全教室に掲示している。しかし、手にとって目線を落として読まないと、心で共鳴するのは難しいかもしれない。
 実は、少し前のテーマに「ストレス解消法」とあって、ある詩人の一文が紹介されていた。「家と職場の往復だけでなくサード・プレイス(第3の場所)をつくり、精神の憩うひと時をすごすといい」。そこで、我が身に置き換えてみた。ぼんやりと浮かんできたのは休日の犬との散歩である。ほぼ1時間をかけるお決まりのコースだが、一般道から自動車の入らない池のほとりを半周して再び一般道に戻る。水鳥も憩う池の風情は、季節によって大きく異なる。どうやらこの10年は、犬と連れ立って歩く野辺の道が私のサード・プレイスであるようだ。もっとも、ある時期はネオ○街の一角であったし、長くパチン○店がそれであった時期もある。思い返すに、どうやら第3の場所は変遷するものらしい。果たして次は、どのようなところだろう。

(さらに…)

校長室の窓から
No.541 男子生徒の知らない力

2017年07月24日 月曜日

 共学2年目の夏。硬式野球部は、2回戦で苦杯を喫した。また、密かに目論んでいた水球部のインターハイ出場も、結局、1年先送りになった。両部共に、男子生徒にとっては未知の3年生の厚い壁、「ここで終わってなるものか」に跳ね返された格好である。ただ、少なくともこれらの2部には、今秋にもリベンジの機会がある。野球部は春の選抜大会に通じる秋季大会、水球部は愛媛県代表チームの主体となって国民体育大会に臨む。これよりは夏の悔しさをバネに転じて、一段の成長を遂げてもらいたい。
 ところで、水球は英語で「WATER POLO」、水中の格闘技という別名があるようになかなかエキサイティングな競技である。1クォーター8分で、ボールを得ると30秒以内にシュートしなければならない。このあたりは、バスケットボールのルール(10分、25秒)と似通っている。過日、四国選手権大会決勝を昨年に続いてプールサイドで観戦したが、11-12の1点差で惜敗した。昨年は6-10と記憶するから、オフェンスは各段にレベルアップしたと言えよう。それだけに、来年こそはの期待をかけるのである。

(さらに…)

校長室の窓から
No.540 笹飾りの祈り

2017年07月18日 火曜日

 期末試験のさ中から放課後になると、学校90有余年の歴史上初めての掛け声が連呼されていた。「カッセカッセカタリナ、カッセカッセカタリナ、かっ飛ばせーカータリナ!」。このリズム、この文句、新参者なのに校長室の窓からドカドカと入って来る。40人のチアリーダーが赤と黄色のポンポンを曲に合わせて揺らし、その最後にバットをスイングする格好をしてこれを叫ぶ。しらゆり館の外階段を球場のスタンドに見立てて練習を繰り返していたが、西条ひうち球場での初披露となった。「お疲れ様。皆のお陰で、初戦突破ができました。2回戦は坊ちゃん球場での全校応援です。おそらくテレビ中継も入るでしょうから、さらに完成度を高めて、多くの県民に見ていただきましょう」。
 ところで、聖カタリナ館の玄関にある笹飾りに、こんな願い事があったのを何人が知っているだろう。「聖カタリナ学園高校の野球部が/甲子園の神様にも愛されますように」。たまたまの通りすがりに、待ち構えていたかのように目に飛び込んできた。こんな所にこんな祈りがあるのだから、野球部の選手たち、そう簡単に引き下がるわけにはいくまい。

(さらに…)

校長室の窓から
No.539 今日の空は夏の空

2017年07月10日 月曜日

 先週の火曜日昼間、愛媛県の真上を台風3号が通過した。朝早くから「警報」が出るかも知れぬと身構えていたが、それらしい様子は微塵もないまま一日が暮れた。ただ、松山の地に異変は無かったが、翌朝のニュースに驚かされる。先ずは島根県に、続いて福岡県と大分県に「特別警報」が発令されたのである。この警報は「数十年に一度の災害の可能性がある」と定義されているが、今朝の報道では死者が20名を超えた。道路が寸断されて孤立した集落はいくらもあるらしく、一刻も早い復旧をお祈りする。
 ホームページ上にこの欄ができて10年、何度か同じようなことを書いてきた。私たちの住む松山が、どれほど自然環境に恵まれているかということを。台風の発生時期には、しばしば「暴風警報」が出て、そのつど休校の措置を取るものの大きな災害に発展したことはない。有り難いことである。梅雨明け宣言はまだ聞かないが、校長室の窓から見える今日の空は、白い雲を幾片もちりばめた夏の空である。若者の季節の到来。いま、生徒たちの頭の中では、いくつもの夏のプランが右往左往しているのだろう。

(さらに…)

校長室の窓から
No.538 香り高く来たれ

2017年07月03日 月曜日

 期末試験は一週間に及ぶが、明日1日を残すばかりとなった。ここに来たとき、私はどちら派だったろう。もう全てが終わったような気になって勉強に身が入らなかったのか、或いは、ラストだからと気合を入れ直して机に向かったのか。どちらかというと前者の方が多く、そして、その度に少なからぬ後悔を繰り返していたようで、今でもヒリヒリとした感じで思い返すひとコマがある。「生徒の皆さん、一夜漬けは恥じることのない学習法です。しっかりと漬け込んで、明日は香り高く登校してください」。
 さて、試験最終日の明日は、3時限目の時間帯で「硬式野球部の壮行会」と「野球応援の練習」を行なうことになっている。昨年は1年生チームの快進撃が耳目を集め、「赤い旋風」のことばを生みベストエイトまで進んだ。その分、今年の期待は膨らむが、何はともあれ話題に上ることは有り難い。要は、実力を出し切れば良いのだが、これこそが言うは易く行なうは難し。なお、初戦を突破すれば坊ちゃん球場での全校応援が実現する。大会4日目第3試合、西条ひうち球場での全力発揮を祈っている。

(さらに…)

校長室の窓から
No.537 カトリック教育の特徴

2017年06月26日 月曜日

 「全国カトリック学校校長・教頭合同研修会」に参加した。会場は山口県山口市、期間は2日間にわたる。この行事は全国7地区が持ち回りで毎年行なわれているが、出席するのは2回目である。今回も前回と同じ理由だが、開催幹事校として応分の役割を担ったためである。今回は、情報交換会・懇親会の閉会挨拶と、2日目の講演における講師、百瀬文晃神父の紹介とを仰せつかった。神父様は20年に余って上智大学に勤務されたが、現在は広島教区での司牧活動と幼稚園の園長をされている。演題「キリスト教の伝統にみる学校教育」に則し、カトリック教会と学校教育の歴史的な関係をお話しされ、それ故の「カトリック学校教育の特徴」を6点に整理して解説された。以下は、そのうちの2つである。

(さらに…)

校長室の窓から
No.536 お知らせしたい光景

2017年06月19日 月曜日

 校長室を出ると、通路の突き当たりが職員室の入り口である。距離にして20メートルくらいだろうか。先日のことである。校長室を出て右に向き直ると、正面遠くに二人の女子生徒が立っていた。近づくに連れ伝わるものがある。言うなればソワソワしている感じである。目が合った生徒の方に「どうした?」と問うと、ひと呼吸を置いて「心を落ち着けています」との返事。思わず吹き出しそうになるのをこらえながら「そう、それも大事かな」と言い置いて、職員室のほぼ中央にある自分の席に向かった。
 しばらくすると、先ほどの生徒二人が入って来た。当然、誰のところに行くのだろう?の関心が沸き起こる。二人は、ある女性教諭の斜め後ろに肩を揃えて並んだ。真剣な表情の生徒たちと、背筋を伸ばした後姿の先生とが短い会話を交わす。推測ながら先生の表情は生徒のそれに勝っていたのではないか、生徒の目元は厳しいままである。会話の中身は遠くてさっぱり分からなかったが、心の準備を図った生徒をリッパと思い、それをさせた先生をエライと思った。数分間の光景である。

(さらに…)

校長室の窓から
No.535 私のHPアニバーサリー

2017年06月12日 月曜日

 数日前、確か6月の初めではなかったかと、書棚の中段に並ぶファイルの一番右端を取り出した。当ホームページの「校長室の窓から」は赴任2年目にスタート、その全ては印刷してクリアファイルに収めている。第1号の日付が(6/12火)とあったから、私にとって本日はその10周年となる記念日である。当初は「フロム・ナウ・オンワード」と題していたが、年の改まったNo.36から「校長室の窓から」となり、そのときから1信毎にタイトルをつけ始めた。なお、約500字の文章と写真1葉を基本形とし、かつ、週1回の発信は一貫している。
 実は、今日は父の命日(最初の発信をこの日に合わせた覚えはない)、12回忌である。父は礼服の仕立てをプレゼントしてくれるなど、私の転任をえらく案じていた。年明け間もない1月17日夜のことである。夕食が済んだら話があるからと呼ばれたが、ベッドに座っている父の横に私が並ぶや、左腕の中に倒れ込んで来た。何を聴くこともなく119番に通報、そのまま5ヶ月間、昏睡状態が続く。4月、本校に着任。中予地区の中学40校に新任の挨拶回りを終えた日の夜、手をつないだ私と二人きりの病室で心音が消えた。享年94での帰天であった。

(さらに…)

校長室の窓から
No.534 総体開会式の悔い

2017年06月05日 月曜日

 県総体には72校7800人の選手が参加し、総合開会式は競技開始に先立つ2日、県武道館で行われた。入場行進は、何度立ち会っても壮観である。これで12回目、フロアに設けられた体操競技の専門部長席に着く。開式のファンファーレを聞く直前、大型画面に学校の行進順序が映し出された。校名の一覧が、南予、東予、中予の順で切り替わる。本校を最後尾で見つけた瞬間、思わず舌打ちしそうになった。理由は、行進する30名を全員女子にまとめたことにある。選手131名のうちの男子生徒が6名と少なかったからであるが、最終の出番であるならば3列縦隊の最後尾2列を男子にしておくべきであった。そうすれば、3000人の観衆と先に行進して腰を下ろしている2000人の選手に、共学2年目にして早くも県総体に出る男子生徒のいることをアピールできたはずである。そんなことを思って悔やんだ。
 ときに、今年は団体種目4競技で優勝した。昨年は3競技であったから上々と言えそうだが、期待はもう少し膨らんでいた。しかし、負けたときこそ学ぶことは多い。苦杯を喫した者は、心を整え直して次をガンバレ。

(さらに…)

校長室の窓から
No.533 祈り・爆笑・静寂・奉仕

2017年05月29日 月曜日

 全校生徒の集会行事「聖母を讃える集い」は、「松山市民会館」での開催となった。「白ゆり館」では椅子を並べて1200名が限度であり、専攻科生徒を含めると1300名を超える現状に対応できないためである。生徒数は来年もまだ増えることから、今後、5月実施のこの集まりと12月の「クリスマス祝会」とは市民会館を利用することになるだろう。
 ところで、本日の講師を依頼した西経一神父は、本校生への講演が2回目である。初回は10年前にさかのぼる。名古屋の南山中学高等学校の副校長をされているときであった。私は赴任2年目、講演のあとご一緒した昼食のひとときを今も鮮やかに思い起こす。現在は、長崎の南山中学高等学校の校長である。本日も、以前に増しての印象深い時間となった。ステージ右手の懸垂幕には演題「愛のうちにともに育つ」があり、神父の話はそれを起点にして四方八方に出かけて行っては引き返す。一往復する話の中で何度も生徒たちは爆笑するが、しかし、必ず一度は驚くような静寂に場内が沈む。後日、編集される「講演感想文集」がとても気になる。いま午後2時10分。生徒たちは石手川の清掃や施設訪問など、それぞれの奉仕活動に取り組んでいる。

(さらに…)

校長室の窓から
No.532 先ずは顧問から

2017年05月22日 月曜日

 アフターファイブの話題は、基本的には本欄に相応しくないだろう。ただ、ときにはその域から外れ、広く知らせたい内容もある。先週、来月2日に開会式を迎える愛媛県高校総体を前に、運動部顧問の「総体頑張ろう会」が催された。毎年恒例のものではあるが、この夜は出席者も増え大いに盛り上がった。発足したばかりのバドミントン部と応援部の顧問を含め、多くの新メンバーに加えて愛媛FCアカデミーの指導者3人も駆けつけてくれた。ちなみに、出場生徒131名の壮行会は月末に行なう予定である。
 ここで、愛媛FCアカデミーの紹介を簡単にしておく。その名の通り、サッカーJリーグで活躍している愛媛FCの傘下にあり、Jリーガーを目指す高校生の集まりである。ただし、ここに所属すると高体連には選手登録できないため、インターハイや年末の全国大会に出場することはできない。そこで、クラブ員の在籍校が同じであれば何かと好都合なことが多く、昨年9名、今年は13名が本校に入学した。出場資格のある秋の国体では、サッカー少年男子の愛媛県チームに何人もの本校生が名を連ねるはずである。

(さらに…)

校長室の窓から
No.531 麦秋の思い出

2017年05月15日 月曜日

 過日、教職員健康診断を受診した。自分の空き時間を利用して身長・体重・血圧・視力を測定し、胸部レントゲンと心電図、人によってはバリウム液を飲んで胃の異状を探る。また、オプションではあるが大腸ガンや腹部エコーの検査も行なう。早期発見早期治療を意図したものだが、しかし、病気と言うのは実に多種多様、そう簡単には見つからぬものが少なくない。
 実は、昨年のこの時期、私は生まれて初めての手術を経験した。病名は「副鼻腔炎」、いわゆる「蓄膿症」である。もっとも、初診で訪ねた先は脳神経科であり、しかも、そこに至るまでにも悩みの日々を半年近くは重ねている。しかし、一連の体験から得た収穫は大きい。「人の痛みを考えて」とはなかなか使い辛いことばであったが、これからはそうでもなくなった。全身麻酔の経験は何かと役に立つかもしれない。浮遊するかと思えば意識を喪失し、次にはぼやけた人影を目に映しながら覚醒した。と同時の安堵感。それからの数日、なん十年振りかで夜半から明け方までラジオを聴いた。「麦秋(むぎあき)に入院ラジオ深夜便」とは、その一週間の総括である。
 生徒たちは、明日から中間試験に入る。体調を整え、頑張ってもらいたい。

(さらに…)

校長室の窓から
No.530 もう直ぐマイペース

2017年05月08日 月曜日

 この時期にいつも思うのだが、新年度スタート直後の1ヶ月はホントにしんどい。エネルギーの消費量に換算するなら、年間総消費量の20%は超えるだろう。この感覚は、自転車の漕ぎ始めによく似ている。サドルに腰をつけてハンドルを手に、ペダルを踏み込むそのときを思い浮かべてほしい。足にかける力は最大で、おまけに、横に振れるハンドルを体全体で正さないといけない。ただし、何回かペダルが回転すると足の負担は急速に減り、ハンドルも手を添えているだけでOKとなる。
 さて、今年度のこれからはどうなのだろう。長くて急な上り坂や舗装のされていない凸凹道はあるのだろうか。だがしかし、と思う。上りがあれば必ず下りがある。苦あれば楽あり、心配に及ばない。舗装路は体力を消耗しないが、長く続くと眠気を誘うこともある。ついつい余所見をしてしまい、…となっても困る。だから、適度に障害物のある方が、集中力を引き出すには効果的とも言えよう。とまれ、ここまでは順調な1ヶ月が過ぎた。行く先々の景色を楽しみに、私のサイクリングは進行中である。

(さらに…)